グリースについて

潤滑グリースは、鉱物油または合成油を基油とし、添加剤を加え、石鹸などの特殊な増粘剤によって安定化させた潤滑剤です。

  • ベースオイル:鉱物油、水素化分解油、ポリアルファオレフィン系(PAOs)、合成油、ポリグリコール(PAG)、シリコーン、ポリフェニルエーテル、PFPE、生分解性(大豆油、菜種油)

  • 増粘剤は、液体の粘性を高めるために添加され、グリースでは増ちょう剤の粘性を支える格子を作る為に使用されます。
    増ちょう剤の質によって、グリースの劣化や欠乏に対する耐性が決まります。

  • 添加剤は、望まれる性能特性に応じて更なる得性を提供します。

NLGIによる分類

 

  • カテゴリー000-00 機構部や集中潤滑システムでオイルの代替として使用される半流動グリースです。(オイルの代わりとして使用されます)

  • カテゴリー 0 - 1 主な集中潤滑システム(産業機器、トラック等)で使用されます。

  • カテゴリー 2 - 3 主にベアリングの潤滑に使用されます。(乗用車用グリースではカテゴリー2が最も一般的です)

  • カテゴリー 4 - 6 殆ど使用されない極端に厚いグリースが含まれます。

National Lubricating Grease Institute(米国)

米国に於けるグリースの製造と使用に関する問題を専門に扱っています。
カテゴリー分けの基本はグリースの一貫性です。
これを測定するために使用されるのがペネトロメーターと呼ばれる機器です。
グリースには、000から6までの9つのカテゴリーがあります。


REVITALIZATION(リバイタライゼーション)は、3つのファクター値があります。

  • RF 10.5 - 標準荷重部品用

  • RF 15.5 - 高負荷部品用

  • RF 33.3 - 極端な負荷がかかり、故障の割合が大きい部品用

リバイタライゼーションは、車両や機械の運転中に部品の摩擦面を直接修復・強化するXADOの技術です。
リバイタライゼーションの過程で、新しい多機能グラデーションセラミックメタルコーティングが摩擦対の表面に形成されます。
全てのXADOグリースにはREVITALIZANTが含まれており、摩擦ユニットを保護し表面の欠陥を取り除きます。